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これはあくまでも 長年通信添削や直接現場で指導してきたなかでの印象ですが、
上達する人の特徴は
大人になってからの文字の練習は今まで書いてきた「自分の字」を
違う形に入れ替える作業です。自分の字が好きではないと感じていても
どこかに「学校でこう習った」とか「正しい形はこれ」と信じ込んでいる部分が少なくありません。
昔習った事に固執しているとなかなか新しい字形を覚えることができません。
今まで書いていた文字はそれとして、「新しくこのように書いてください」
と指導されたときに、その新しい形がすんなりと受け入れられる人はよく上達します。
自己肯定です。自分の字のいい所を少しづつ増やして、
1文字づつでも「形よく書ける字=得意な字」が増えていけば
書く事が楽しくなります。
長い間書いてきた文字の形が”変わる”というのはすごい事なんです。
練習しなければ決して変わる、変えることの出来ない文字が変わる。
その事を「おもしろい!」と感じられると、上達は加速します。
すべての人に当てはまる訳ではないのですが、経験上気がついたのは
絵がうまいというのは、自分の頭の中でイメージするものが
うまく手や指を通して表現される事。
いくら素敵なイメージを頭の中に持っていても
それを表の世界に表出される手の助けが無ければ形になりません。
文字も同じ。頭の中でイメージした通りの形を手で表現出来る人はとても有利です。
もう一点は観察力。
見たものを忠実に真似る力も
文字の上達に大きく役立ちます。
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